坐骨神経痛について!

腰痛は「国民病」といわれるほど、日本人に多い疾患のひとつです。国民の5人に1人、さらに40~60代では2人に1人が腰痛をもっているといわれています。さらにそのうちの2~3%が、腰の椎間板ヘルニアだとされています。
腰痛は一過性の場合もありますが、その多くは慢性化しているのが現状です。


一方「坐骨神経」とは、お尻にある坐骨を通る神経で、腰から太ももの裏を通ってふくらはぎまでつながっており、足のなかではいちばん太い神経のことをいいます。そのため、腰が痛くて足にもしびれが出ていると、坐骨神経痛と診断されるケースが多くみられます。


「坐骨神経痛」と医師から診断されると、腰痛の原因が分かったような気になって安心し、納得してしまうかもしれませんが、単に痛みの名前を教えてくれたに過ぎません。つまり坐骨神経痛は症状であって、痛みの原因ではないのです。
こうして通院するようになりますが、坐骨神経痛を根本的に治す治療をしているわけではないので、腰がラクになったり足のしびれが取れたりといったような満足のいく効果を得られません。


しかし多くの場合、MRIなどの画像検査をすれば原因が見つかるため、きちんと調べてくれる医療機関にかかることが大事なことです。
では坐骨神経痛の原因は何かというと、その多くは「椎間板ヘルニア」です。この病気はきちんと画像検査さえすれば診断可能な病名ですから、まずは検査を受けるようにすることが重要です。

  • 調剤薬局 イルカ薬局/河内長野市・大阪市・狭山市