ふとした瞬間にふらつき、景色がまわるような感覚になる「めまい」の症状。
一般的には女性に症状が出やすいですが、若い年代ではストレスや不規則な生活が原因で症状が表れることもあるといわれています。
中には心疾患・血液疾患、あるいは脳出血・脳梗塞などにつながる、非常に危険なめまいも存在します。
しかし、このめまいの主な原因は「耳の中の働きが関係している」といわれています。
めまいを引き起こす原因として最も多いのは、耳の奥の内耳にある「前庭」というバランスのセンサーの異常だといわれます。
通常であれば、私たちが体を動かすと、前庭の中で流れるリンパ液も一緒に動きます。
そうすることで体の動きや傾きを感知し、バランスを保つことができています。
しかし前庭に異常が生じると、実際はそうでないのに動いたり傾いたり感じたりする感覚が生じ、それがめまいとして認識されます。
女性ホルモンの影響や、筋肉量が男性に比べて比較的少なかったりすることで、一般的にめまいは女性に多いといわれています。
筋肉量が少ないと体を支える力が弱くなることからバランスが取りにくくなり、ふらつきやめまいの感じやすさにつながります。
さらに、年齢が上がるごとに有病率が高くなるという報告もあるといわれています。
年齢を重ねると耳の聞こえが悪くなるだけではなく、バランスのセンサーである前庭も年齢の影響を受けることが分かっています。
筋肉も落ち、前庭の機能も衰える高齢者は特にめまいの症状が出やすくなるのです。
そのため、前庭リハビリテーションや筋力を落とさないための歩行訓練などが予防・症状軽減に有効といわれています。
一方、若い年代ではストレスや不規則な生活が原因で症状が表れることもあるため、日頃から規則正しい生活を心がけることが重要です。