レストレスレッグス症候群は、夕方から深夜にかけて下肢を中心に「ムズムズする」「痛がゆい」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚が出現してくる病気です。以前はむずむず脚症候群と呼ばれていました。
足を動かすとこの異常感覚はすぐに消えますが、じっとしていると再び出現してきます。そのため布団の中でじっとしていることができず、十分な睡眠をとることができません。一方この反動として、日中の過眠も出現します。
レストレスレッグス症候群は中年以降、男性より女性に多い病気です。また鉄欠乏性貧血や、腎不全による人工透析を受けている人に多いことが知られています。睡眠薬は効果がなく、パーキンソン病に使う薬が有効とされています。