踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)いわゆるシーバー病は、10歳前後の男児に多くみられ、かかとの腫れや歩行時の痛みを起こす病気です。特に激しい運動をすると、しばしば症状が見られます。
このように発育期の子どもにとって、踵骨(かかとの骨)に負荷がかかることで血流障害が起こり、患部に炎症を起こすことに起因します。
まずは局所安静とし、激しい運動はさけるようにします。それでも痛みが続く場合は、かかとに負担をかけないよう松葉杖を使います。また歩行時のクッション性を高めるために、靴の中敷きを使用するのも効果的です。
経過は数年に渡ることもありますが、一般的に成長するにつれて治るといわれてます。